あなたは犬のしつけと調教の違いが分かりますでしょうか。本当の犬のしつけとは主従関係と信頼関係を積み上げることにあります。一方、調教はどうでしょうか・・カリスマトレーナーはオヤツで誘い行動させます。TVチャンピオンはチョークチェーンで行動を矯正します。はたしてそれらは本当に正しい方法と言えるでしょうか・・
彼らプロのドッグトレーナー達は犬のしつけをビジネスにしています。顧客の目の前でとにかく早く結果を見せ、報酬をもらい次の顧客へと向かう・・その回転を早くしないと商売にならないのです。だから表面的であろうと一時的であろうと、そういう「犬のしつけ」とは言いがたい調教法を使うのです。
ですが、その方法で本当の主従関係と信頼関係が作れたんでしょうか・・
答えはNOです。物の効果による犬のしつけは、表面上行動しているので良いような雰囲気に見えているだけなんです。だから何となくおりこうそうだった犬が豹変して急に噛みついたりするわけです。正しいしつけ方法によって、正しい関係が出来ていないからそうなります。
物の効果を利用した、表面上を取り繕う即効性の方法は止めてください。そんな調教をするためにあなたは飼っているのではないはずです。家族の一員として、生活を共にしようと考えていたはずです。
本来は自然な方法で、時間をかけて少しずつ主従関係と信頼関係を積み上げていくべきなのですが、結果をあせってしまって、将来が不安になって・・早く結果が出ないといけないのではないかと勘違いして、安易な方法に皆さんが走ってしまうわけです。
犬のしつけの本当の意味を理解している人は、あせらず根気良く、また毅然と教育できるものです。正しく育てていくには、時間がかかるのが当たり前だと知っているし、また時間をかけてジックリ積み上げるから良い関係が成り立つのです。理解力や知能が低い子犬なら更にそう言えます。
犬のしつけとは、調教でも訓練でもなく・・教え育てる教育なのです。
私達現代人は物と情報が飽和したこの時代に、動物として生きる感覚と家族の原点を見失ってしまってはいないでしょうか・・