吠える犬のしつけを何度しても言う事を聞かない犬に、あなたは感情的になっていませんか・・犬にそうさせてしまったのはあなたです。犬は犬の本能に従ってシンプルに行動し吠えているだけです。それが犬です。
それを考えようとせずに、一部のプロトレーナーさんのように臭いのスプレーを使ったり、チョークチェーンでガツガツ抑え込んで、吠える犬のしつけをしても根本の解決になっていないのではないでしょうか・・という疑問が残るのです。
犬が吠える原因は二つ・・威嚇吠えかワガママ吠えです・・
犬は本来吠える動物です。犬の祖先は、外敵に吠える特性を人間が番犬として利用するためにオオカミの仲間を家畜化しました。吠える犬を選択育種し、さらにその特性を強めていきました。現在でもその外敵をいち早く察知し吠える特性を利用して、番犬として犬を飼っている地域も多いです。
だから都会で家庭犬として飼うためには、吠えないように教えなければいけません。犬も哺乳類です。他人や犬に会ったりしながら慣れ経験し、吠えてはいけない・・怖くないから吠えなくてもいい・・そう少しずつ覚えていくわけです。
しかし飼い主さんがその機会を作らない・・その機会で教えない・・そうなれば犬も覚えようがないし、慣れなければ怖くて吠えたくなるわけです。それをちゃんと理解して、吠える犬のしつけをしてほしいのです。
そしてもう一つの犬が吠える原因ですが、ワガママによる要求吠えです・・
普段の態度の積み重ね、甘やかし・・これによって主従関係を犬が誤認し吠えるわけです。「ケージから出せ! 散歩連れて行け! 早くゴハンよこせ!」そう吠えているわけです・・
それらの吠える原因を解決せずに、しつけグッズで表面上を調教する犬のしつけ法を、あなたは正しいと思いますか・・